お悔やみのお花のマナーとは?

あらかじめ準備ができる結婚式などのお祝い事とは異なり、訃報は思いがけないタイミングでやってくるものです。突然のことに慌ててしまうこともあるかと思いますが、必要なマナーを知っておくことで急な訃報にも対応でき、気持ちを込めて故人をおくることができます。ここではお悔やみの気持ちをお花に込めて贈る際のマナーをお教えします。

 

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お通夜やお葬式の花の選び方

お通夜やお葬式に供花を贈る場合には、葬儀会社によっては他社の花を受けつけていないこともあるので注意が必要です。お通夜とお葬式が同じ場所で執り行なわれる場合にはお通夜に贈るようにしますが、開始の2時間前には手配が完了していることが望ましいでしょう。
密葬の場合には遺族の意志で香典や花をすべて辞退している場合もあるので、先方に迷惑をかけないよう事前に確認してから手配することが大切です。

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枕花の選び方

枕花とは、納棺までの間亡くなった方の枕元に置かれる花のことを指します。親族や特別親しい間柄の場合に、追悼の意を伝えるため贈るものです。葬儀が終わるまでは魂が体に残っているという日本式の考え方に基づいており、亡くなった人を慰めるための花という意味合いがあります。
供花と違い、枕花は葬儀会社を通さずに注文できるので、故人の好きな洋花や色を入れて比べて作ってもらうことも可能です。ただし、特別な要望がない場合には和の白い花を基調にするのが一般的です。また、遺族の方の手間を考慮し、日持ちがする丈夫な種類を選ぶのが良いでしょう。

 

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法要の花の選び方

四十九日までの法要は、白を基調としたものが好まれるようです。年数を重ねるごとに少しずつ色を加えて華やかなアレンジメントにするのが主流と言えるでしょう。

法要の中でも特に重要視されるのが一周忌です。その際に用意する花は、それぞれの宗派により異なるため、迷った際には執り行なう先に確認するといいでしょう。一般的には法要に贈るお花は、格式ばったものではなくフラワーアレンジメントや花束を贈ることが多いようです。一周忌以降は親しい家族のみで営まれることが多いですが、気持ちをお花に込めて贈れば何よりの供養となります。

マナーは気持ちから

以上のことから、お悔やみのお花を選ぶ際には機をつけるべきポイントがいくつかあることがお分かり頂けたかと思います。
しかし、絶対のルールというものは存在しません。大切なのはマナーやしきたりにとらわれることなく故人や遺族の方の意思を汲み取ることなのだと言えそうです。

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HABOTAN flower 編集部