※2017年2月をもちまして鉢回収サービスは終了いたしました。
今回は、みなさんもお困りの胡蝶蘭の鉢回収について書いていきます。なぜ花屋が胡蝶蘭の鉢回収をしないのか、回収にお金がかかるのか等みなさんの悩みや不思議に思っていることを少しでも解決できたらと思っております。
目次
なぜ花屋が胡蝶蘭の鉢回収をしないのか
まず「なぜ花屋が胡蝶蘭の鉢回収をしないのか」についてです。それは理由が2つあります。
1つ目は、回収することがコストに見合わないからです。鉢回収をするとなると、回収を行う人の人件費、積載する車のガソリン等色々コストはかかるものの鉢回収をサービス、いわゆる無料で行うとただただお金がかかるだけで、何の利益にもならないのです。
ならば回収した胡蝶蘭の鉢をリサイクルすればいいのでは?と疑問を抱く方も多くいらっしゃるかと思いますが、胡蝶蘭の鉢を回収し、リサイクルしようとすると、分解、洗浄、塗装といろいろ手間がかかるのです。
そのため、少しお金がかかっても新品を購入した方が、時間もお金もかけずにいい物を送れるという事です。
また、そもそも贈り物を再利用したものを使うというのは、送る人に失礼で残念な感じがするものです。そのためお花屋さんでは胡蝶蘭の鉢を回収すること、また回収後にリサイクルするというのは絶対にないのです。
そうなってくると、胡蝶蘭の鉢回収を行うときにお金を取れば採算が合うのでは?という意見も出るかと思いますが、その理由が花屋が胡蝶蘭の鉢回収を「行えない」2つ目の理由になります。
2つ目の理由は胡蝶蘭をお金を取ってゴミとして捨てるという行為は、法律違反になるという事です。
胡蝶蘭を回収するというのは、産業廃棄物を回収するものと同等とされ、お金を取って回収すると、産業廃棄物収集運搬業に引っかかり法律違反になります。
そもそも産業廃棄物収集運搬業とは何なのか。それは、産業廃棄物を運ぶのにも免許が必要であるという事です。内容としては産業廃棄物の処理をほかの業者に依頼したい人と、産業廃棄物の処理を請け負う業者の間で、お金を取って他人の産業廃棄物を処理場まで運ぶ仕事です。
補足として、自分が出した産業廃棄物に関しては、免許の必要は必要ありません。そのため、胡蝶蘭の鉢回収に関してはお金を取ることができないのです。
必要な免許を持つためにクリアしなければならない項目
産業廃棄物収集運搬業を行うために、また必要な免許を持つためにクリアしなければならない項目がいくつかあります。
1、運搬時に産業廃棄物が流れ出したりしないよう保管すること。
2、産業廃棄物を運搬するときは、こぼれないように安全に運ぶこと。
3、産業廃棄物を保管するときは、容量以上を保管しないこと。
4、保管場所は、清潔にしている事。などいくつか上げられます。
以上の条件をクリアするためには、運搬用のトラックが必要であり、運搬中にこぼさず生活安全を守るなど厳しい条件があります。また、その資格を取るためには、約200,000円かかります。
以上のような条件を整え、お金を掛けてまで胡蝶蘭の鉢回収を行う花屋さんはないのです。
しかしお金を取らず完全にサービスとして行えば、鉢の回収はできるという事です。
まさにその完全無料の鉢回収サービスを行っているのが、弊社HABOTAN flowerなのです
。弊社HABOTAN flowerは、毎月第2第4水曜日に胡蝶蘭の無料鉢回収を行っております。
なぜこのサービスが始まったかというと、やはり贈られたはいいが処理に困るというご意見をたくさんいただいたうえで、どうにかできないか。と始まったのがきっかけです。
胡蝶蘭を納品するときに無料回収の案内を配布し、回収して欲しいタイミングにカスタマーセンターまで連絡して頂けたら、回収に伺います。しかし、弊社も産業廃棄物収集運搬業の免許は持っておりませんので、先ほどご説明した通り、お金を取れません。
そのため弊社HABOTAN flowerから送らせて頂いたもののみの回収となります。
より詳しく知りたい方は、是非弊社HABOTAN flowerまでお問い合わせくださいませ。
※東京23区のみ 2017年2月をもちまして上記サービスは終了いたしました。